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肺炎治療に効くクラビットなどのキノロン薬の副作用(環境汚染)

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クラビットは、キノロンまたはピリドンカルボン酸と呼ばれている抗菌剤です。
キノロンの副作用は、γ-アミノ酪酸のレセプターに拮抗することによる頭痛です。
ところで、肺炎を引き起こす菌にはどのようなものがあるか、御存知でしょうか。
疫学調査の結果から、一位は肺炎球菌。
二位はインフルエンザ菌。
このインフルエンザ菌というのは、インフルエンザ・ウイルスが発見される前までは、この菌が原因でインフルエンザが引き起こされると考えられていたので、このような名前が付きました。
第三位からは、クラミジアによる敗血症やマイコプラズマ、レジオネラ、黄色ブドウ球菌などが並んでいます。
これらの菌は、一位の肺炎球菌や二位のインフルエンザ菌と比較すると例数が低く、あまり重要ではありません。
強いて言えば、マイコプラズマでしょうか。
治療でなかなか苦労するのが、このマイコプラズマです。
なぜなら、第一選択薬のベータラクタム系抗菌剤が効かないからです。
また、この菌に効くマクロライド系抗菌薬は、各菌で耐性化が進み効きにくくなってきています。
近年、マイコプラズマが流行っているので、肺炎の治療では、抗菌剤の選択に苦労します。

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細菌は、おおきくグラム陰性菌とグラム陽性菌に分かれます。
マイコプラズマや非定型抗酸菌などはマイナーな菌です。
そして、クラビットはグラム陰性菌に対しては非常に強い抗菌力を有します。
インフルエンザ菌やクラミジアは陰性菌なので、これらによる感染症の治療にはもつてこいなのです。
グラム陽性菌には、それほど強くはありませんが効きます。
肺炎球菌はグラム陽性菌なので、これに対してはやや苦手です。
だから、肺炎球菌のワクチンなどが登場するのです。
だけど、クラビットは、投与後、各臓器への移行性に優れているので、繰り返し投与することにより治療ができます。
最期に、社会問題となっている副作用について書かないといけません。
副作用と言えるのかどうかわかりませんが、キノロン系抗菌剤は分解しないのが問題です。
火で燃やしても分解しません。
クラビットを服用すると、十数時間後には尿から排泄されます。
これが環境に残るのです。
さらに類似の薬剤が牧畜などで大量に使用されるのです。
こうして耐性菌の発生、食物中の抗菌剤濃度上昇など、あまり知られていない社会的な副作用が発生しつつあります。
特に中国や東南アジアでは、事態が深刻です。

これからは環境中の抗菌剤も厳重に管理していかなければならない時代になりつつあります。

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